みなさんが使用しているエレベーターには、必ず積載量が表示されています。
このエレベーターは何キロまで乗せることが可能ですよ、という案内です。
積載量をオーバーすると液晶に「満員」と表示され、ブザーやアナウンスが鳴ります。
誰かが降りてエレベーターが軽くなるまで扉は閉まらず、エレベーターは動きません。


ここで、みなさんに質問です。
重量オーバーした後もさらに重くしていくと、エレベーターはどうなってしまうと思いますか❓🤔
ネット上では「床が抜ける」「ロープが切れる」など、さまざまな噂がささやかれていますが、実際のところどうなんでしょう。
…ということで今回は、エレベーターは規定の積載量を超えて何キロまで耐えられるのか、エレベーターはどんな動きをするのか検証してみたいと思います🕵️
Step① 積載量までおもりを乗せる
今回使用するエレベーターは、9名乗りで積載が600キロのエレベーターです。
まずは600キロのおもりを乗せてみましょう。
カメラマンが一人乗った状態で600キロのおもりを乗せたので、重量オーバーとなり満員の表示が出ました。
Step② 20キロずつおもりを乗せていく
既に600キロ積んであるエレベーターに、20キロのおもりを1個ずつ乗せて検証していきましょう。
おもりを追加するごとに少しずつエレベーターが沈んでいますが、まだまだ耐えれそうです。
980キロまで来ました!次で1,000キロとなります。さて、1トンでも耐えられるのでしょうか。
いけましたね!1,000キロをクリアしました✨
まだ問題なさそうなので、どんどん積んでいきましょう。
さて、次で1,700キロです。600キロの2倍を悠に超え、3倍近くまできました。
無事に乗せられたので、もう20キロ乗せてみましょう。
!!!
積載量が1,720キロになったところで、エレベーターがガクンと下がりました!
どうなったのか、機械室固定カメラを見てみましょう👀
エレベーターを吊り下げているロープだけが下へ動いたのがわかりますね。
検証結果
規定の積載量を超えて何キロまでエレベーターが耐えられるのか検証した結果、積載600キロに対して1,700キロまで耐えることができました✨
そして、1,720キロになると、「ロープがカゴの自重に耐え切れす滑る」という結果になりました!
ロープが切れたわけでもエレベーターの床が抜けたわけでもなく、またブレーキが保持できなかったわけでもありませんでしたね😮
今回の検証は1階でおこなったため、ピットにある緩衝器によって強い衝撃を与えることなくエレベーターを止めることができました。もし2階や3階で検証していたら危なかったですね💦
エレベーターは非常に安全に設計されていますが、規定を守らなければ重大な事故につながるおそれがあることがわかりましたね。
みなさんの身を守るためにも、正しい利用を心がけましょう!