2025年、大阪の夢洲(ゆめしま)で開催されている大阪・関西万博。
世界中の最新技術とアイデアが集まるこの会場には、私たちエレベーター業界にとっても注目の「ある設備」があります。
それが、会場のシンボル大屋根リングへアクセスする、特別なエレベーター。
実際に乗ってみた体験を、写真とともにお届けします♪
大屋根リングとは?
会場の中心部にそびえる巨大な円形構造物、それが大屋根リングです。
木造建築としては世界最大級の規模を誇り、2025年にはギネス世界記録™「最大の木造建築物」にも認定されました。
上部に設けられたスカイウォークは地上約12メートルの高さにあり、万博会場をぐるりと見渡すことができる人気スポットになっています。
《体験レポート》エレベーターで「スカイウォーク」へ!
スカイウォークへ向かうエレベーターは、会場内に全部で6機設置されていました。
順番に乗ってみましょう!
1号機
まずは1号機です。東ゲート付近にありました。
エレベーターのデザインはとてもシンプルで、外装の色は落ち着いたシルバーでした。
ガラス張りのスケルトン仕様で、乗っている間も外の景色がはっきり見えます👀
かご内は「景色を楽しんでもらう」ことを意識したような、すっきりとした内装。
余計な装飾はなく、景観に溶け込むような落ち着いた雰囲気でした✨
副操作盤や手すりがしっかりと備えられていて、バリアフリーにも配慮されているのがわかります。
高齢の方や車椅子の方でも安心して利用できる設計ですね。
2号機
続いて2号機に向かいましょう。
2号機も1号機と全く同じ機種でした。外観・内装ともに同一で、仕様も同じく24人乗り・積載1,600kgのエレベーターです。
3号機
では、3号機はどうでしょうか。
結果は…やはり1号機・2号機と同じでした。
4号機
ここまで来ると、4号機も同じ機種なのでは?と期待が高まりますが・・・どうでしょうか??
さて、4号機に到着しました。
外観はそっくり…ですが、乗り場のボタンやインジケーターの形が明らかに違います!
ここにきて、3号機までとは異なる機種が登場したようです。
かご内には操作盤が左右2ヶ所に設置されており、どちら側からでも操作できる構造になっていました。これは利用者にとってありがたい設計ですね✨
仕様は変わらず24人乗り・積載1,600kgで、基本性能には違いはありません。
5号機
5号機はどちらのタイプでしょうか?それとも、また別の機種が登場するのでしょうか…!?
5号機は4号機と同じ機種でした。
6号機
いよいよ最後の6号機です。
6号機は4、5号機と同じ機種でした。
あなたなら、どの号機に乗る?
大屋根リングのスカイウォークへ向かう6台のエレベーターは、1〜3号機と4〜6号機の2種類にわかれており、どちらも丁寧に設計・設置されていることが伝わってきました。特に印象に残ったのは、スケルトン構造による開放感と、動作の静かさ・滑らかさです。
仮設的な印象を受ける場面もある万博会場の中で、これほど完成度の高いエレベーターが使われていることに、素直に驚きました😲
1〜3号機と、4〜6号機。あなたはどちら派ですか?
もしこれから万博に行く方は、ぜひ「どの号機に乗るか」にも注目してみてくださいね👀