密着!ロープ式リニューアル工事【前編】

お役立ち情報

多くのエレベーターは設置から30年程度経過すると、製造メーカーから部品供給停止の発表がされます。
その場合、既存のエレベーターを全て撤去して新しいものを設置する方法もありますが費用が高額になるので、使える部品はそのまま使用するリニューアル工事というやり方が一般的に行われています。
今回は、古いエレベーターのリニューアルに密着しどういった流れで工事が行われているのかを前編・後編の動画でまとめています。

各工程を詳しく、記載させて頂いているので、動画と併せて見ていただけると、よりイメージが付きやすいと思います。

密着!ロープ式リニューアル工事【前編】

密着!ロープ式リニューアル工事【前編】

リニューアル工事の流れとしては、おおまかに下記の作業工程で行われています。

搬入作業

 ・新しい巻上機・制御盤を機械室へ
まずは新しく設置する機械を機械室へ搬入します。ロープ式の機械室というのは基本的に屋上に設置されいます。今回は、古いエレベーターで最上階へ巻上機・制御盤を運び、そこからやぐらを組んで屋上まで運び入れます。
その他にクレーンを使用して、地上から屋上まで運ぶ場合もあります。

撤去作業

リニューアル工事の際に交換する部品を撤去していきます。

  • ロープ撤去
  • まずは、古いロープを外す為に、かごとカウンターをワイヤーで固定します。ロープを外してもかごとカウンターが落ちないようになったら、ロープを撤去していきます。

  • 巻上機・制御盤の撤去
  • ロープを取り外す事が出来れば、古い巻上機の撤去を行います。
    制御盤も同様に交換をするので併せて撤去します。

据付作業

古い機器の取り外しが出来れば、新しい機器の設置を行います。
取り外しと逆の順番で、巻上機を設置し、ロープを通して、制御盤の設置も一気に行います。

機器の交換

エレベーターが新しくなれば、制御も新しくなります。
新しい制御にあった内容のセンサーやスイッチ類に交換をしていきます。
制御盤とセンサー・スイッチ類をつなぐ配線も全て新しくなるので交換をしていきます。

乗場操作盤交換

乗場の操作盤の交換を行います。
利用者の方からすると、エレベーターが新しくなったと見て分かる数少ない部品の一つです。

前半部分はここまでになります。


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