油圧式リニューアル工事【完成まで】

工事

前回、機械室から古い制御盤と油圧ユニットを運び出し、新しい制御盤と油圧ユニットのポンプ・モーター部分を運び入れました。
今回はその続きから完成までをお届けします。それでは早速参りましょう!

油圧ユニットの組み立て・設置

油圧タンクを設置

油圧タンクを運び入れます。かなり重たいので、チェーンブロックで吊り上げて慎重に運びます。

油圧タンク1
油圧タンク2

配管へのゴミ侵入カバーを外し、先に運び入れたポンプ・モーター部分にドッキングさせます。

カバー外す
ドッキング1
ドッキング2

角度を調整しながら少しずつ降ろしていき、上手くはめ込みます。
ドッキングできたら、配管の結合部、フレームのボルトをガッチリと固定します。

固定1
固定2

油圧タンクとポンプ・モーター部分を固定出来たら、仮置きしていた土台にしっかり固定します。

土台に固定

配管作業

塔内へ伸びる管と油圧ユニットの管を結合していきます。

結合1

油の圧力で結合部が外れたり油が漏れ出さないよう、「ビクトリックジョイント」というもので固く結合します。

結合2

管と管の間に「ストップバルブ」という部品を設置します。
通常時は使用しませんが、検査や長期間エレベーターを休止させる際に、ここから先に油が移動しないようにする部品です。

結合3
結合4
結合5

油圧タンクに新しい油を入れます。
油が汚れたり異物が混入すると機械の故障を招くので、油の使い回しはしません。

油投入

電気配管に電線を通します。

電気配管に配線

モーターが無事に回りました。

モーター

配線作業

塔内の配線を全て撤去し、新しく配線していきます。

テールコード撤去

塔内から制御盤へ線を繋げます。

制御盤へ配線

電源が入り、正常に動き出しました!

電源オン

完成!

制御盤
油圧ユニット
油圧モーター
ドア制御盤

いかがだったでしょうか。
2回に渡って油圧式エレベーターリニューアル工事の様子をお届けしました。


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