エレベーターの扉が壊れた!?中国で起こった転落事故を解説

お役立ち情報

2020年11月26日、中国でエレベーターの事故がありました。

事故1

酔っぱらった成人男性2人組がエレベーターを利用しようとエレベーターに近づき、バランスを崩し扉にぶつかって塔内へ落ちてしまったのです。

事故2

2人は軽い怪我で済んだそうですが、当たりどころが悪かったら、もっと高い階から落ちていたらと考えると、非常に恐ろしい事故です。

再現1
再現2

なぜこのような事故が起こってしまったのでしょうか。解説していきましょう。

【衝撃】エレベーターの扉が壊れ転落! 中国で起こった転落事故を解説

乗り場扉の仕組み

扉の上部にはレールが敷いてあります。

仕組み1

エレベーターの扉に取り付けた「ハンガーローラー」と呼ばれるローラーがそのレール上を走ることでエレベーターの扉がスライドされます。

仕組み2

レールの下側には「エキセンローラー」が添えられ、レールの上下をローラーで挟み込むことによって扉がレールから外れないようになっています。

仕組み3

扉の下側には「ドアシュー」という扉が敷居から外れないように補助する部品が付いています。

仕組み4

事故解説

先ほど紹介した「ドアシュー」を取り外してみましょう。

解説1

するとドアが宙ぶらりんになり、扉を押すと大きく動いてしまいました。

解説2

恐らく中国で起きた事故も、このようにしてできた隙間に落ちてしまったのではないでしょうか。

この隙間に落ちてしまったらどこへ行くのかというと、ピットと呼ばれるエレベーター塔内の地下に設けた空間に落下するか、エレベーターのカゴ上へ落ちてしまうのです。

解説3
解説4

最後に

「ドアシュー」は通常、それほど簡単に外れるようなものではありません。

最後に1

ですが、扉に大きな衝撃が与えられると外れてしまう可能性も十分に考えられます。

最後に2
最後に3

エレベーターを利用する時は、ふざけて扉に体当たりしたり、物をぶつけないように気をつけましょうね。

最後に4


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