油圧式エレベーターのリニューアル工事に密着、後編です。
前編では、機械室にある油圧ユニットや制御盤を撤去し、新しいものに交換しました。
今回は主に塔内での作業をお送りします。それではさっそく見ていきましょう👀
油圧式エレベーターリニューアル工事 [各種配線および調整編]
配線やセンサーの撤去
塔内配線
塔内に張り巡らされた配線を全て撤去していきます。
エレベーターにはたくさんの配線があるので、撤去するだけでも一苦労です😅
着床センサー
着床センサーが古くなっていたので、新しいものに交換します。
着床センサーとは、エレベーターのカゴ床が乗り場の床とピッタリ同じ位置で停止させるための装置です。
テールコード
テールコードも撤去します。
テールコードとは、制御盤からエレベーターのカゴに電気や信号を送るコードです。
これで塔内の撤去が完了しました✨
新しい配線やセンサーの取り付け
テールコード
新しいテールコードを塔内に持って行き、エレベーターのカゴに取り付けます。
コードのもう片方の先は制御盤に繋ぎます。
乗り場操作盤
乗り場操作盤にも配線をします。
センサー・スイッチ類
センサーやスイッチ類にも配線をします。
調整・確認
センサーの位置調整
取り付けたセンサーの位置調整をおこないます。
着床センサーは、少しでもズレるとエレベーターが停まる位置がズレてしまいます。
エレベーターのカゴ床と乗り場の床に段差ができないよう、細かな調整をします。
信号の確認
最後に、取り付けたセンサーが正しく作動し、信号が制御盤に送られているか確認します。
この後エレベーターを何度か動かし、異常が無いかの確認や検査をおこないます。
全て問題なくクリアできたら、リニューアル工事の完了です✨
いかがだったでしょうか。
2週に渡り普段見れない工事の裏側、油圧式エレベーターのリニューアル工事の様子をお届けしました!次回もお楽しみに♪😊