エスカレーターの手すりを拭いている人たちはよく見かけますが、点検をしている様子を見ることはなかなかありません。一体どんなことをしているのか、気になりませんか?
今回は、エスカレーターの点検作業の流れを紹介します!
普段はなかなか見られない“裏側”を、ちょっとだけお見せします👀✨
点検柵を立てる
まず最初に、エスカレーターの乗り口と降り口に点検柵を設置します。
これは、作業中に一般の方が誤って近づかないようにするための安全対策です。

蓋を開ける
エスカレーターの乗り口や降り口にあるシルバーの板。実はこれ、蓋の役割をしているんです!😮

この蓋を開けると、中には制御盤やモーターが。
エレベーターでいう「機械室」にあたる部分がここにあります。

駆動チェーンやモーターに異変がないかチェックします。

ステップを外す
みなさんが普段乗っている足場をステップ(踏段)といいます。
ステップが連なって、エスカレーターになっているんですね。
このステップ、実は外すことができるんです!


外して中を清掃していきます。床が油で汚れていたので、ウエスでしっかり拭き取り🧽✨

次に、ステップが走るレールに油を塗布します。
エレベーターの点検でもレールに油を塗るのと同じく、エスカレーターも異音や振動を防ぎ、スムーズに動かすために必要な作業です。
エスカレーターを少し動かしては止め、油を塗り、また少し動かしては止め、油を塗る…という地道な作業を繰り返します🙂


安全装置が作動するかチェックします。


ステップを戻す
清掃・点検が終わったら、取り外したステップを元に戻します。
そして試運転をして、動作に問題がないか確認します。

蓋を閉める
最後に、開けたシルバーの蓋を閉じて作業終了!
点検後は、作業内容をまとめた報告書を作成します。
この報告書には、点検・清掃の内容や異常の有無を詳しく記録。
お客様への提出だけでなく、会社としても安全管理の大切な資料として保管しています。

以上、エスカレーター点検の裏側をお届けしました✨
普段何気なく使っているエスカレーターも、こうして日々の点検によって安全が守られているんです!!


