エレベーターのメンテナンスというとこれまでは設置メーカーでそのままメンテナンスもお願いをするというオーナー様が多いのが実情でした。
しかし近年エレベーターのメンテナンスを専門にしている独立系と呼ばれる業者のメンテナンスサービスもあることを広く知って頂けるようになってきました。
今回は、なぜ独立系のメンテナンス業者はメーカー系よりもメンテナンスの費用を安価に契約できるのかについて、解説させて頂きます。
エレベーターのメンテナンス料金は、なぜ独立系だと安く出来るのか？
なぜメンテナンス費用が安くできるのか？
大手製造メーカーと比べて独立系のメンテナンス業者はなぜメンテナンス費用が安く出来るのかというと、開発費用があげられます。
一般的には、エレベーターを新しく設置する際の販売価格に開発費用などは含まれていると思われているかも知れません。しかし新しくエレベーターを設置する際は、自社の設置台数を増やしたいので、逆に安価な費用で販売されているのです。安価にエレベーターを販売した分をメンテナンス費用で取り戻す必要があるので、メーカーのメンテナンスの費用は高額となります。
独立系のメンテナンス業者には、そういった開発費用がかからないのでメンテナンス費用がメーカー系のメンテナンス業者と比べると安くお請けすることができるのです。
使用している部品は？
使用している部品は、メーカー純正の部品を使用しています。
たまに部品交換の提案をすると、どこの部品を使用しているのかとお客様から聞かれることがあります。
部品に関しては、大きく分けて２つのタイプがあります。
メーカーが独自開発している部品とそうでない物です。
当然ですが、メーカーが独自開発している部品に関しては、製造メーカーから直接購入をします。
製造メーカーといっても全ての部品を自社開発しているわけではありません。そういった汎用品の部品を交換する際などは、同じ部品を直接購入するので、部品の交換を行う場合もメーカー系のメンテナンス業者が行うよりも費用が安価に済む場合がほとんどです。
故障してもすぐに修理出来る？
独立系のメンテナンス会社を選ぶ上で、一番難しいのが故障した場合にすぐに故障を修理して直してもらえるのかという所です。
独立系の業者の中には、あまり部品を在庫していない業者や、そもそも修理をする技術的な部分が低い業者も残念ながら存在します。
契約前から”故障時の対応がどうなのか？ ”というのを見極めるのは難しい部分になります。
もし相見積もりを取られて、他と比べて費用が安いといった場合は、もしかすると”故障修理の出来ない業者”かも知れません。
法定検査は受けれる？
独立系のメンテナンス業者でも、法定検査も問題なく実施することができます。
よく車業界と比較する事が多いのですが、ディーラーで車検をすることもできますが、オートバックスやガソリンスタンド、車検の専門店のようなところでも車検を受けてもらえるのと同じ用にイメージして頂ければと思います。
賢くコストダウン出来るのは分かったが注意点は？
独立系の業者を選ぶ上で、メンテナンスの契約料金は下がっても、きちんとしたメンテナンスがされなければ意味がありません。
注意をした方が良い点としては、
・地震などの災害時の対応事例
・部品の在庫状況
・技術やサービス内容
などが挙げられます。
最終的には、実際話を聞いて信頼のおける会社であるかどうかです。
京都エレベータはお客様から信頼をおいて頂ける事を念頭に、独立系のエレベーターメンテナンス会社として、1983年の創業以来取り組んでいます。
以上が独立系にするとメンテナンス費用がコストダウンできるのかについての説明でした。
メーカー系と遜色がない事をご理解いただければ、低コストでメンテナンスを依頼した方が将来的なことも考えて費用を抑えらことが分かって頂けたと思います。
京都エレベータのYoutubeチャンネルでは、この他にもエレベータに関する疑問やちょっとした豆知識なども含めて週２回を目安に配信をしておりますので、チャンネル登録をお願い致します。
コメント