エレベーターの新設工事とリニューアル工事の違い

工事

前回の記事では、撤去・新設工事とリニューアル工事について解説しました。
今回は、前回の内容をもう少し深堀りしていこうと思います!
みなさんが気になるであろう点をいくつかピックアップしてみましたので、ぜひご覧ください✨

~👩‍🔧 前回のおさらい 👨‍🔧~

🤔新設工事とは

新しく一からエレベーターを設置する工事。今ついているエレベーター撤去し昇降路に何もない空間を作り、新しいエレベーターの中に1からエレベーターを設置する。
メリット:見た目が変わるので雰囲気がガラッと変わる。機材も一式最新の状態になるので、性能が向上し乗り心地が良くなる。
デメリット:費用が高額。工事日数も一か月以上と長い。

🤔リニューアル工事とは

今ついているエレベーターの使えるところは残して、換える必要のある部分だけを交換する工事。最新のものに生まれ変わるわけではないが、以前と同じように使用することができる。
メリット:費用と工事日数を抑えることができる。
デメリット:一式入れ替えるわけではないので、性能の向上はあまり期待できない。扉やかごは既存の物をそのまま流用するので、見た目に変化がほとんどない。

前回の記事はこちら👇

エレベーターの新設工事とリニューアル工事の違い

【深堀りその①】 リニューアル工事で、古い部品を残しても大丈夫?

古い部品

リニューアル工事では、既存のかごやレールなどの使える部品はそのまま使用します。そのほかに各階のドアや枠もそのまま利用します。エレベーターの躯体部分はいじらないということですね!
なぜ取り換えないのかというと、使用頻度や設置場所にもよりますが、これらの部品は20年、30年経ったところで風化も少なく、取り換えなくても安全上問題がないからです。

【深堀りその②】 費用はどれくらい違う?どうして違う?

費用

撤去・新設工事とリニューアル工事とで比較すると、費用は倍近く違います。

撤去・新設工事

撤去・新設工事は費用がものすご~くかさみます🤑
今あるエレベーターを丸ごと撤去することになるので、撤去費用が余計にかかるんです💧
加えて、設計費用や申請の費用などもかかってきます。

リニューアル工事

リニューアル工事は積載量や停止階数、プランの違いなどで費用が変わります。
ですが、一番高いプランでも撤去・新設工事より安価に工事ができます👍

【深堀りその③】 工事期間の違いは?具体的には?

工事期間

撤去・新設工事

一般的なサイズのエレベーターの場合、撤去に約1週間かかります。撤去工事が終われば、空の昇降路に1から設置するという作業を2~3週間でおこないます。設置した後も細かな調整が必要になるので、そこからまた1~2週間かかってしまうんです。
そのため、撤去・新設の場合はトータル1ヶ月以上の工事期間を確保しなければならないということです。

リニューアル工事

かたやリニューアル工事は、お選びいただくプランによって異なりますが、おおむね1週間程度で工事が完了します。

【深堀りその④】 油圧エレベーターは、撤去・新設のみ?

油圧

大手製造メーカーでは、油圧式のエレベーターの取り扱いを終了しています。
したがって、メーカーからの提案は油圧式からロープ式への更新がほとんどです。
撤去・新設で最新のエレベーターに入れ替えるのも一つの手ですが、工事期間が長いことや費用が高額になってしまうので、なかなか現実的ではありませんよね😓
また、サイズが合わず現在の昇降路に新しいエレベーターを設置することが難しいケースも…😫

弊社では、そんなお悩みをお抱えのお客様に対し、油圧式のリニューアル工事をご提案することが可能なんですよ♪♪

どっちがおすすめ?

利用者が多く、費用対効果が得られる方は、撤去・新設工事がおすすめです。
エレベーターの見た目や乗り心地、デザインが違うので建物の価値の向上にもつながります。
一方、マンションや工場などで1ヶ月以上エレベーターを停止することが困難な場合や費用を抑えたい方は、リニューアル工事がおすすめです。
現在のエレベーターの使用頻度や使用状況、今後どのように建物を使っていくかを踏まえたうえで、工事プランを選んでいただくとよいでしょう😊


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