【一日密着】エレベーター設計のお仕事

工事

エレベーターのメンテナンスが仕事の会社といっても色々な部署があります。

  • 日々の点検や検査・故障修理を行うサービス部。
  • リニューアル工事や新設工事などの大がかりな工事を行う工務部。
  • 交換部品の発注や故障時のサポートを行う品質管理部。
  • 建物のオーナー様などと直接お話をして見積もりの提案を行う営業部。
  • 請求処理や各種支払などを行う総務部。

といった部署が京都エレベータには存在します。

今回はそんな、工務部に所属する設計の仕事がどういったものか1日密着してみました。
密着したのは、工務部工務課設計グループの田中崇喜さんです!

設計の主な仕事内容は、リニューアル工事や新設工事が決まった現場に伺って今の現状を図面にします。起こした図面をもとに新しく取替えをする部品が古いエレベーターに付くように設計をして、それを製品化し発注をするというのが主な業務です。

【一日密着】エレベーター設計のお仕事

【一日密着】エレベーター設計のお仕事

現場確認

工事をする現場を実際に下見して、取替える部品が取り付け可能かどうかを確認していきます。
心がけていることは、なるべく既存の台や取り付け穴を利用するようにする事です。実際に工事をする際に、現場で取り付け穴を加工すると工期がかかる原因にもなったりするので、出来るだけ工事がスムーズに進むようにと考えて設計をしています。

また工事となると、巻上機や制御盤など大きな部品の搬出入することも考える必要があるので、搬入経路などの寸法も測っり、部材が搬入出来ないといった事が無いように確認をしています。

エレベーターの機械室、かご内、操作盤周り、昇降路内、搬入経路といったところの寸法を、間違いが無いように計測していきます。

製図

実際に現場を確認し、必要な部分の寸法を全て計測した手書きの図面をもとに、事務所に帰りパソコンでCAD図面におこしていく作業に入ります。

既設のガイドレールの位置やロープの位置、他にもセンサー、配線、リミットスイッチといったものの位置も全て入力していきます。

時には現場で撮影をした写真を現場で手書きした図面と照らし合わせて確認をしながら間違いが無いように記載をします。

実際の工事では交換をしない配管なども、工事後に部品が干渉してしまうといったミスが無いように書いていきます。

交換後の部品の形が違うような場合でも、現地の穴を利用して新しい部品を取り付けが出来るよに製図をしていきます。

発注


こうやっておこした図面をもとに、新しい部品を取り付ける取付台や部品を発注するというのが設計部の仕事になります。


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